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今年はWi-Fi 7の時代、来るかも?

突然ですが皆さま、Wi-Fi、使っておりますでしょうか。

いまや一家に一台ルーターが設置されている、と言っても過言ではないほどに普及したWi-Fi。
スマホのギガは抑えられるし、通信速度もめっちゃ早いし…といいことづくめ。

しかし、普段使っているそのWi-Fiも日々進化していることを忘れてはいけません。
去年の年末にはWi-Fi 7が正式に解禁され、これからどんどんと普及されていくであろうこの新規格。

ですが、これを読んでいる方の中にも、「規格?Wi-Fiの規格って?」「Wi-Fiの種類って名前だけじゃなくて?」なんて方もいると思います。

ですので今回は、「Wi-Fi 7の概要と今までとの違い」について解説していきます。

 

 

そもそもWi-Fiの規格って何?

機械に疎い方や、携帯会社に進められて設置しただけ、なんて方はそもそも「Wi-Fiに規格…?」と思ってしまうのも無理はありません。少し専門的な話なのですが、これを軽くでも理解すると今後役に立つ瞬間は多いと思われます。

ここでは簡単に説明させて頂きますので、要所要所を覚えていきましょう。

通信規格

Wi-Fi、これ自体が無線LANの通信規格を表します。

通信規格とは、別々の通信機器同士が共同の手順で通信できるようにするための決まり事です。「無線LAN」や「モバイル通信」などの技術に適用されます。

Wi-Fiや、皆様もなじみ深い4G、5Gなどもそれぞれの通信規格を意味しています。

7って?6とかはあったの?

もちろん、Wi-Fi 7があるからには6、5なども存在します。

それぞれ、その前の規格よりも速度やデータの密度、遅延の低下など、大きくアップグレードして登場します。
では、ここでWi-Fi6と7の通信速度を、ざっくり「各規格のスペックと、同一の環境で、100GBのデータをダウンロードする時の速度」を比較し、それぞれ記載します。

Wi-Fi 6

  • 最大スループット: 9.6 Gbps(理論値)
  • ビットレート: 5/6(エラー訂正情報を含む)
  • チャネル帯域幅: 160 MHz
  • シンボルあたりの情報量: 10ビット

Wi-Fi 7

  • 最大スループット: 46.12 Gbps(理論値)
  • ビットレート: 5/6(エラー訂正情報を含む)
  • チャネル帯域幅: 320 MHz
  • シンボルあたりの情報量: 12ビット

嚙み砕いて言うと、
スループットとビットレートは高ければ高いほど動画が高画質かつスムーズになります。
帯域幅は水道管の様なもので、太いほど多くの水を流せるのと同じように、帯域幅が広いほど多くのデータのやり取りが出来ます
シンボルあたりの情報量は大きければ大きいほど、同じ時間でより多くの情報を送ることが出来ます。

…こんな感じかぁ、くらいで覚えて頂ければ大丈夫です。

結局Wi-Fi 7で何が出来るの?

小難しい解説で頭がこんがらがってきたところで、簡単に今までのWi-Fiと何が違うの?というところを出来る限りわかりやすくお伝えします。

速い!!

帯域幅(前述)が、6Ghz帯での通信の際、Wi-Fi 6の160Hzから320Hz(2倍!)になり、単純計算で速度が倍増しました。

多い!!

データを電波で送る際の変調方式を、Wi-Fi 6の1024QAM(!?)から4096QAM(!?!?)にアップグレードされました。

QAMとは、データを電波に変調する方式の一つで、簡単に言うと電話で「おはよう!」と「こんにちは!」を同時に送れる、といった、同じ時間でより多くの情報を効率的に送る変調方式です。

さらに速い!!

MLO(マルチリンクオペレーション)により、最大速度の上昇と、遅延の低下が実現されています。上記の帯域幅との違いは、帯域幅は高速道路の「レーンを増やす」もので、MLOは「法定速度を上げる」ようなものと考えてもらうとわかりやすいでしょう。

 

Wi-Fi 7は普及しそう?

実際、Wi-Fi 7は普及するのかどうか、AIの「Copilot」に聞いてみました。

『Wi-Fi 7が全国的に普及するまで、あとどれくらいかかると考えますか? 「日本国民の70%以上が利用できる状態」を全国的に普及している、と仮定したうえで考察を上げてください。』と聞いた時の返答です。

 

Wi-Fi 7は、次世代の無線LAN規格であり、高速な通信速度と低遅延を提供します。日本国内での普及について考察します。

規格認定プログラム

    • 2024年1月に「Wi-Fi CERTIFIED 7」が発表され、規格認定プログラムが開始されました。
    • 2024年前半には確定版についてもリリースされる予定です。

法的対応

  • 2023年12月には総務省告示が改定され、IEEE802.11be(Wi-Fi 7)による通信が正式に解禁されました。

製品の市場投入

  • Wi-Fi 7対応機器の発売は、仕様確定後の2024年〜2025年頃に集中すると予想されます。
  • 実際の普及は、製品が市場に並ぶタイミングからさらに数年かかるでしょう。

したがって、Wi-Fi 7が日本国民の70%以上が利用できる状態に普及するのは、おそらく2025年〜2026年頃と考えられます。

 

まとめ

ということで、今回は新規格、Wi-Fi 7について解説してきました。

今年以降どんどん普及していくであろうWi-Fi 7。その波は唐突に、しかし確実にやってきます。

乗るしかない、このビッグウェーブに。

 

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